営業職への就職・転職を検討している方向けに、法人・個人、インサイド・フィールドなど職種別の1日の流れやリアルな働き方を徹底解説する情報サイトです。

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法人営業と個人営業の1日の流れとメリット・デメリット

法人営業と個人営業で1日の流れはどう違うのか


法人営業と個人営業では、「顧客が動ける時間帯」が根本的に違うため、1日の流れも大きく変わります。法人は平日日中、個人は平日夜や土日に商談が寄る傾向があります。


法人営業と個人営業の1日の流れ比較


比較項目法人営業(BtoB)個人営業(BtoC)
主な商談時間帯10:00〜17:00の平日日中平日夕方〜夜、土日祝が中心の業界も多い
1日の訪問・商談件数2〜4件程度3〜6件程度(短時間商談が多い業界も)
1件あたりの商談時間60〜90分程度30〜120分と幅が広い
検討期間・意思決定数週間〜数ヶ月。稟議・複数名の合意が必要即日〜数週間。本人・家族の判断で決まる
休日土日祝が休みの会社が多い平日休みのシフト制が多い(不動産・保険など)
事務作業の量稟議資料・見積・契約書対応が多く重め申込書類・審査対応が中心。件数は多い
主なKPI商談件数、受注率、パイプライン金額契約件数、アポ獲得数、単価
残業が出やすい要因提案資料の作り込み、月末の締め処理夜間商談、顧客都合の時間変更

それぞれのメリットと注意点


法人営業のメリット
  • 生活リズムが平日日中に固定され、土日休みを確保しやすい
  • 1件あたりの取引額が大きく、提案の設計力が身につく
  • 既存顧客との関係が長期化しやすく、継続的な売上を積み上げられる
法人営業で注意しておきたい点
  • 意思決定に関わる人数が多く、受注までの期間が長い
  • 稟議用の資料作成など、社内向けの事務作業が増えやすい
  • 成果が出るまでに時間がかかるため、短期で結果を求められると負担になる
個人営業のメリット
  • 決裁者が目の前にいるため、その日のうちに契約に至ることもある
  • 成果がインセンティブに反映されやすく、若いうちから収入を伸ばせる余地がある
  • 平日休みを活かして、混雑を避けて用事を済ませられる
個人営業で注意しておきたい点
  • 顧客の都合に合わせるため、夜間や土日の稼働が発生しやすい
  • 家族や友人と生活リズムが合いにくい期間がある
  • 新規開拓中心の業界では、断られる前提の活動量が求められる

向いている人の特徴


タイプ向いている営業理由
計画的に積み上げるのが得意法人営業長期案件の進捗管理と関係構築が評価につながる
対人コミュニケーションで押し引きを楽しめる個人営業短期決戦の商談で力を発揮しやすい
生活リズムを一定に保ちたい法人営業平日日中に商談が集中し、土日休みが取りやすい
成果を早く収入に反映させたい個人営業インセンティブ比率が高い設計の会社が多い
なお、これは傾向であって絶対的な分類ではありません。同じ法人営業でも、扱う商材の単価や契約サイクルによって1日の流れは変わります。志望先を検討する際は「BtoBかBtoCか」だけでなく、「1件あたりの商談時間」と「月間の訪問件数」まで確認しておくと、実像に近づけます。

新規開拓・ルート営業・業界別に見る1日の配分の違い


同じ「営業職」でも、新規開拓中心かルート営業かで、1日の時間の使い方はまったく別物になります。さらに業界特性が加わることで、出社時間から繁忙期まで変わってきます。


営業スタイル別の1日の配分


営業スタイル1日の主な時間の使い方特徴と注意点
新規開拓営業架電・飛び込み・リスト作成に3〜4時間、商談1〜2件断られる前提の活動量が必要。成果が読みにくく波がある
ルート営業(既存中心)既存顧客の定期訪問4〜6件、納期・在庫調整訪問先が決まっており予定が立てやすい。関係維持が主業務
既存深耕・アカウント営業商談2〜3件、社内調整と提案設計に多くの時間顧客の中で取引を広げる。社内他部署との折衝が増える
カスタマーサクセス寄りの営業オンラインMTG中心、利用状況の分析とフォロー解約防止が主目的。数値分析の時間が長い
ルート営業は「需要が安定している」「訪問先が決まっている」という点で1日の流れが読みやすく、生活リズムを整えやすい傾向があります。ただし、売上を伸ばす提案を求められる場面もあり、単なる御用聞きでは評価が伸びない点は押さえておく必要があります。

業界別に見る1日の流れの傾向


業界1日の流れの特徴繁忙になりやすい時期
IT・SaaSオンライン商談中心。分業体制が進み、移動が少ない四半期末
不動産(個人向け)土日中心のシフト。夕方〜夜の来店・内見対応転居シーズン
メーカー・商社ルート訪問と社内調整が中心。工場・納期対応あり月末・期末
人材サービス求職者と企業の両面対応。夕方以降の連絡が多い求人が動く時期
保険・金融個人宅訪問やオンライン面談。夜間商談も発生月末・キャンペーン期
広告・メディア提案資料作成の比重が大きい。制作部門との連携多数入稿・掲載直前
医療機器・医薬医療機関の都合に合わせた訪問。早朝や昼休みの面会も導入検討期
業界ごとの繁忙期は、1日の流れが最も崩れやすいタイミングでもあります。応募前に「繁忙期はいつか」「その時期の平均的な退勤時間はどれくらいか」を面接で確認しておくと、入社後のギャップを減らせます。

未経験から始める営業職の1日|独り立ちまでのステップ


未経験で入社した場合、いきなり冒頭のフルスケジュールをこなすわけではありません。多くの企業ではOJTや同行を通じて、段階的に業務を任される設計になっています。


時期1日の流れの中心主な業務
入社1ヶ月目座学研修・商品知識のインプット商品・サービスの理解、業界知識、ロープレ、先輩への同行
2〜3ヶ月目同行+一部業務の担当議事録作成、見積書の下書き、既存顧客への電話フォロー
4〜6ヶ月目単独訪問の開始小規模案件の担当、テレアポ、提案資料の作成
半年〜1年目独り立ち自分でアポを取り、商談からクロージングまで一貫して担当
1年目以降数値責任の本格化目標達成に向けたパイプライン管理、新人指導への参加
未経験の段階でつまずきやすいのは、商談そのものよりも「事務作業の段取り」です。見積書の作成手順、社内の承認フロー、SFAの入力ルールは会社ごとに異なるため、最初の3ヶ月で手順書やメモを自分用にまとめておくと、その後の1日の流れが安定します。

  • 初回訪問で聞くべき項目をチェックリスト化しておく
  • 社内の承認フロー(誰に、いつまでに、何を出すか)を図にして手元に置く
  • 先輩の日報や提案資料を読み、良い型をそのまま真似る
  • わからないことは当日中に質問し、翌日に持ち越さない
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